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ベースアンプのセッティング


ベースアンプのセッティングや、音作りってどうやるの??というご質問が多いので、記事にしてみました。

今回のセッティング例は、以下のような機材を利用してのセッティングです。

楽器:Fender ジャズベース(65年モデル)

   ・ローズ指板、アルダーボディ

   ・弦 ダダリオ 45-100ゲージ

エフェクター:接続なし。

シールド: カナレ LC-05 BLACK(5m S型フォンプラグシールド)

使用アンプ: Ampeg SVT 3PRO(Aスタジオにて稼働中のアンプ)

よく言うところのアンプ直という接続で、よく使われるシールドなどもチョイス。

そこでのセッティングの例をつくってみました。

では、アンプセッティングに入る前に、アンペグSVT 3PROのつまみと、アンプの仕様からゆっくりみていきましょう。

ちなみにですが、専門用語と、dB[デシベル]、Hz[ヘルツ]がたくさん出てきます。

感覚の音作りもとってもいいのですが、知らないで音をつくるのと、なんとなくでも知っていて音をつくるのでは、訳が変わってきます。

ですので、頑張ってみてみましょう!

スタジオスタッフも頑張って一生懸命書きます(笑)


Ampeg SVT3ROについて。

チューブプリアンプとMOS-FET(電界効果トランジスタ:FET)によるパワーアンプから成り立つハイブリッド・ベース用ヘッドアンプ。

▪️出力:8オーム接続(275W)

▪️真空管:12AX7 ×4

    :12AU7 ×1

▪️イコライザー:3バンド パラメトリック・イコライザー+9バンド グラフィック・イコライザー

▪️5タイプMID-FREQUENCYコントロールノブ

▪️LO&HIブーストスイッチ

▪️BRIGHTスイッチ

▪️-15dBパッド

▪️ミュート機能

と、ざっくりですがこんな仕様です。

ちょっと難しい言葉が並んでいるので、順次解説。

まず、ハイブリッドアンプ構造についてです。

アンプは大きく分けると、2種類のアンプに分けられます。

1.チューブアンプ(真空管を利用して音がでるアンプ)

 ・真空管独特の温かみのあるサウンド。

 ・暖気運転(10分程度)してからの方が良いサウンドが出る。

  例)マーシャル等

2.トランジスタアンプ(トランジスタ回路で音が出るアンプ。ソリッドステートアンプ等)

 ・抜けの良い直線的なサウンド。

 ・電源を入れてすぐに、良いサウンドが出る。

  例)ジャズコーラス等

余談ですが、チューブアンプは高くてプロが使ってる高級なもの、トランジスタアンプは安くて、手軽なアンプというイメージもあるようですが、比べる事自体が、そもそもの間違い。

サウンドの狙いでアンプを選ぶといいと思います。

さて、話は戻りまして、今回例にしている、Ampeg SVT3PROはその両方のいいところを合わせたアンプになります。

言葉だけで書くと、壊れない上に、真空管特有の温かみのあるサウンドが出る、というような印象を受けますね。

ですが、実際使用する際に心がけて欲しいのが、プリ部分がチューブのため、ある程度の暖気運転をしてからの方が、より良い音が出ます。

実際、使用いただく際にはアンプの電源を入れてしばらくすると、「カチッ」という音がなります。

ので、その音を聞いてから楽器の接続や、音出しを行った方がいいですよ。

ハイブリッドアンプといえ、音作りや実際の音に影響する真空管に電気がちゃんと通らないと、いつまでたっても出力が上がらなかったり、急に音が減衰したりとしてしまいます。

つぎに、イコライザー部分についてです。

3バンドパラメトリック・イコライザー

・BASS

・MIDRANGE

・TREBLE

を指します。

対応周波数は以下のようになります。

・BASS / 50Hz / + - 12dB

・MIDRANGE / 220Hz〜3kHz /+ - 15dB

・TREBLE / 5kHz / +14dB / -19dB

MIDRANGEは、1〜5の切り替えスイッチ(FREQUENCY)で周波数を選んで調整する事ができます。

 1 220Hz

 2 450Hz

 3 800Hz

 4 1.6kHz

 5 3kHz

それぞれのつまみ、真ん中が + - 0dBとなってます。

左目一杯でマイナスに。右に目一杯でプラス方向に、それぞれプラス・マイナス○○dBというように周波数調整が可能です。

ベースアンプのほとんどは、イコライザーのフラットポイント(色付けないアンプのみのサウンド)が真ん中になっている事が多いです。

つぎに、9バンドグラフィック・イコライザーです。

グラフィックイコライザーを使用する際には、EQと書かれたスイッチをONに。

すると、9個の周波数帯域をそれぞれ調整可能です。

グラフィック・イコライザーもパラメトリック・イコライザー同様、真ん中の0でフラットとなってます。

9バンド グラフィック・イコライザー

33Hz / +-15dB

80Hz / +-8dB

150Hz / +-8dB

300Hz / +-8dB

600Hz / +-8dB

900Hz / +-8dB

2kHz /+-8dB

5kHz /+-9dB

8kHz /+- 10dB

Lo & HIスイッチ、BRIGHTは、ボタン一つで、対応している周波数を変化する事ができます。

HIスイッチ 5kHz / +6dB

Lo スイッチ 40Hz / +2dB

      500Hz / -10dB

BRIGHTスイッチ 2kHz / +6dB

ちなみに、効果が働く順番は、BRIGHT→HI→LOとなります。

と、技術仕様を書いていきました。

以上が、Ampeg SVT3PROの仕様となります。

これでもかというくらい途中からdBやHzがでてきましたが、全部暗記しなくても、この辺りを覚えていくと、結果ベースのサウンドが思いのままになります。

では、仕様をご覧になった方も、そうでない方も、実際のセッティング例をごらんください。

まず、イコライザー設定。


BRIGHT、HI、LOはそれぞれ使わずに(写真ではわかりにくいですが)

BASS 真ん中

MIDRANGE 真ん中

TREBLE 真ん中

です。

Ampeg SVT 3PROのイコライザーは、真ん中にすることで色付けがないフラットポイントです。

GainとMASTER、TUBE GAINに関しては、お好みという部分もありますが、以下のようにするといいです。

Gain…強く弾いたときに、薄くPEAK/MUTEのLEDがつく程度(入力するベース本体によっても変わります)

MASTER 適量(うるさすぎず、小さすぎず)

     スタジオスタッフは、時計で表すと、2〜3時程度まで上げます。

TUBE GAIN 

アンプのダイナミックコントロール。

絞りきっていると、リミッターのかかったようなサウンド(暴れがすくない)

開ききるとチューブ独特の暖かさなどを付加。

スタジオスタッフは、絞り切りか、時計で表すと12時〜1時にします。

つぎに、グラフィックイコライザーを利用して、音がこもってしまうポイントをカットします。

3バンドイコライザーのみでも十分な音作りは可能ですが、グラフィックイコライザーを使用して音を作ることが多いです。


写真を見ていただくとわかるとおり、80Hzを2〜3メモリ。

150Hzを3メモリ程度カット方向に動かします。

削りすぎると、味気ないベースのサウンドになってしまいますが、適量にすると、抜けの良い輪郭のしっかりした、且つボトムもしっかりしたサウンドを作ることができます。

アンサンブルの中で、他のポイントももちろん変わっていきますが、大まかに写真で調整している場所から調整し始めることが多いです。

もちろん、好みもあるので、一概には言えないのが、音作りの難しいところですが、低音の聞こえ方をしっかりさせると、バンドのサウンドもより明確になり、タイトでしっかりした練習ができるようになるので、オススメです。

また、専門用語や音楽ではよく使われる単位dB[デシベル]などを何の予備知識なしに使用していますが、詳しい解説や使用方法、音作りのためのコツなどは直接スタジオスタッフに聞いていただけると、実際にレクチャーしながらお伝えできるので、ご来店の際お気軽に聞いてください。

いつもとは違うアプローチや、ワンランク上のサウンド、探求をスタジオスタッフと一緒にしていきましょう!

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