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本気で AOR 特集!vol.1


ミネラルウォーターサウンドスタジオの音響チームが携わらせて頂いたイベント

本気でAOR Night 実際に演奏された曲目を中心に、ミュージシャンの背景まで、ブログ記事で書かせていただきました。

ですが、もう少し掘り込んでいけたらと思い、もうAOR 特集! としてしまえと、大風呂敷を広げてしまった、と言うわけです。

AOR は、日本とアメリカでは解釈が少々違います。

AORはアメリカでは、 Album-Oriented Rock(アルバム・オリエンテッド・ロック)と言われ、シングル狙いではなく、アルバムでじっくり聞かせるアーティストの音楽をさしています。

つまりが、シングルカットを基本しないバンド。っていうことで理解しても間違いないと思います。

なので、アルバム・オリエンテッド・ロックの場合、結果的、そのサウンドイメージやバンドの姿は、プログレッシブ・ロックがそれに当たります。

余談ですが、60年代半ばからすでにアメリカラジオ局ではAORという分類がされていたとか。

ヒット曲のみを流す放送局に対し、商業ベースに乗らない曲を積極的に流すラジオ局のことをさしていたそうです。

言葉のスタート地点がなんとなく想像できちゃいますね。

日本では、Adult Oriented Rock(アダルト・オリエンテッド・ロック)と解釈されました。

大人向けのロックと、解釈されます。

代表的なミュージシャンは、Boz Scaggs(ボズ・スキャッグス)、Christopher Cross(クリストファー・クロス)、Bobby Caldwell(ボビー・コールドウェル)などが該当しています。

アーティストの名前だけでみてもわかる通り、洗練された都会なサウンドがイメージされちゃいますよね。

実はここで言う所の、AOR、つまりアダルト・オリエンテッド・ロックは、アメリカでは、Adult Contemporary Music(アダルト・コンテンポラリー・ミュージック)と言われています。

現代的かつ、大人向けのサウンドですよってことです。

ちなみに、アダルト・コンテンポラリー・ミュージックは、キャッチーなメロディと比較的短い曲の長さのため、ラジオに適しているとも、言われています。

今回は、こちら、日本で解釈されたAORをみていきましょう。

アメリカでACと言われる理由も、音と共に聞いていくとわかるかと思います。

AOR [Adult-oriented Rock] は 80年代の日本で音楽用語として用いられ、Bobby Caldwell (ボビー・コールドウェル)作曲の「Heart of Mine」が1988年に日本で紹介される際、「Adult-oriented Rock」を「大人向けのロック」と解釈されたとされるシーンをみてみましょう。

Bobby Caldwell Heart of Mine(1989)


ボビー・コールドウェル Heart of Mineは、ボズ・スキャッグスに提供、ボズ・スキャッグス 1988年リリースの「Other Roads」に収録。

アルバムからカットされた「Heart of Mine」が翌年89年に大ヒット。

1980年リリースのアルバム、「Middle Man」から実に8年ヒットチャートから遠ざかっていたボズ・スキャッグスがカムバックを果たす。

Boz Scaggs - Heart of Mine(1988)


ボビー・コールドウェルも1989年 アルバム「Heart of Mine」をリリース。

ボズ・スキャッグスに提供した「Heart of Mine」、1987年リリース、ピーター・セテラに提供した「STAY WITH ME」をセルフカバーしている。

ちなみに、ピーター・セテラが歌った「STAY WITH ME」は日本映画「竹取物語」の主題歌となり、日本のオリコン洋楽シングルチャートで1987年10月12日付から4週連続1位を獲得。

STAY WITH ME - Peter Cetera(ピーター・セテラ)(1987)


STAY WITH ME - Bobby Caldwell(1989)


ボビー・コールドウェル セルフカバーの 「Heart of Mine」と「STAY WITH ME」は、1989年 たばこのCMに起用されオンエア。

AOR界では、ボズ・スキャッグス、クリストファー・クロスに並び立つ存在。

Bobby Caldwell - Heart of Mine 起用CM (1989)


今回は、日本でいわれるようになったAOR (アダルト・オリエンテッド・ロック)の流れを追っていきましたが、本気でAOR Night 特集とはちょっと違った解釈ではじまったことはもうお気づきかと思います。

というのも、元来は、アルバム・オリエンテッド・ロックとしての意味で解釈していかないと、思いの外、70年代半ば〜80年代にかけてのシーンが追いきれないと思います。

AORで外してはいけないのは、ギタリストで、プロデューサーでもあるジェイ・グレイドンや、デヴィッド・フォスターが関係してくること。

アルバム・オリエンテッド・ロックとして、ビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)」、ピンクフロイドの「The Dark Side of the Moon(狂気)」、イエスの「Fragile(こわれもの)」など、「アルバム指向のロック」と言われる作品たちを知っていくと、その深さ、楽しさがわかってくくると思います。

というわけで、いよいよ次回からは、AORと呼ばれるジャンルに関わる、ジェイグレイドンや、デヴィッド・フォスターにちょっとづつフォーカスを当てていきたいなと思います!

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