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マジックボックス!? YAMAHA NE-1


店長 うめざわ の個人的に思い入れの強いエフェクターを今回はご紹介します。

YAMAHA NE-1


YAMAHA NE-1

ボクがエレキベースを弾くようになってまもない頃。

当時からとってもお世話になっている、昭和楽器さまのお正月セールで買ったのを今でも覚えてます。

<YAMAHA 製品ページより抜粋>

ネイザン・イーストが「マジック・ボックス」と呼び常に愛用しているパラメトリックイコライザー。 ディープ/シャロウ/フラットのイコライザー変化カーブを持ち、アクティブなイコライジングが可能です。 操作性に優れたデザイン、仕上げまですべてがネイザン仕様です。

ちなみに、当時のボクには、なーんにもピンとこない状態でした(笑)

とりあえず、「エフェクターがほしい!」って勢いだけでお年玉を握りしめて、楽器店にいったわけですから。

今思うと・・・恥ずかしい。

それが、いまや、掘り出した挙句に、一番思い入れのあるエフェクターなもんだから、面白いものです。

NE-1の話に戻ります。

写真を見るとわかると思いますが、こちらはオン・オフのできないアクティブパラメトリックイコライザーです。

ですので、イメージとしては、パッシブベースをアクティブベースの様にするイメージで利用しても悪くないですね。

特に、エレキベースは、ライブハウスやレコーディングでもそうですが、DI(ダイレクトボックス)と呼ばれるプリアンプに接続するのが常です。

そうなってくると、アンプからなっている音=リスナーの聞いている音とは、大きく違ってきてしまう場合もあります。

アクティブベースでは、少なくても2バンドのイコライザーが手元に付いているので、その辺りを工夫することも容易です。

その発想をパッシブベースに持って行ったりの発想ですね。

アンプで出す音も大事ですが、アプローチする楽曲によってはエレキベースの聞こえ方や、バランスを考えるのに、こう行ったプリアンプ(イコライザー搭載タイプ)があると非常に便利です。

肝心の音ですが、レベルをアンプに対して(PAも!)適正な音量で。

真ん中のつまみに、SHALLOW / DEEP / FLAT とあるのですが、こちらをFLATにすると、バイパスとは明らかにちがいますが、原音に比較的忠実な印象です。

とはいえ、プリアンプなのでNE-1のFLATの音で出ていることに注意が必要です。

ですが、レベルコントロールでもそうですが、極端なイコライザーでの色付けがないので、わかりやすく言うと「エレキベースらしい音」を接続しただけで得られるのは良いポイントでした。

ボク自身が使う場合のセッティングは、色々試行錯誤して、たどり着いたのが、DEEP / 4でした。

ネイザン・イーストと同じじゃないか!と言われちゃそれまでですが、良いものは良いのです。

具体的な仕様・イコライザーのコントロールを見てみましょう。


YAMAHA NE-1に付属していたマニュアルをキャプチャーしたものです。

パラメトリックイコライザーなので、FREUENCYコントロールで対応している場所を調整。

全てカット方向に働きます。

なので、出過ぎるポイントを減らすことで、相対的に他の音を目立たせることができます。

(EQの奥義の様な使い方ですね!)

1から順に 高い周波数ポイントからピーキングタイプでポイントカットできる仕様ですね。

個人的にも、エレキベースは、2kHzなどが、たちすぎる瞬間があるため、300Hzや、250Hz、さらに下の80Hz付近などに目が行きがちですが、ポイントを下げることで、ローが目立つようにするとよりレベルも稼げて良い感じな瞬間も多々あります。

イコライザーの使い方は様々ですが、ベースのイコライザー特性、仕様などを理解すると、いま手元にあるプリアンプたちも、活用法が100%以上変わります。

さらに大事になるのが、信号がどうゆう順番で流れているのか、まで知ることができるともっと理想的ですよね。

扱っている信号の種類によっては、いきなり歪んでいたり、出力が全然稼げなかったり・・・と「あるある」な話も出てきます。

ぜひぜひ、ミネラルウォーターサウンドスタジオで一緒に勉強しましょう!

と、思い入れのあるエフェクターの紹介のつもりがちょっと話がそれてしまいましたね。

残念なことに、YAMAHA NE-1は生産完了品となっているため、中古か偶然残っていた数少ない新品しか手に入れることができません。

が、探してみると、以外に数はあるので、見かけたらぜひ一度使ってみてほしいですね!

そしてさらに、回路図なども探したところ、ネットに転がっているので、腕に自身のある人は、自作も良いかもしれません。

回数は少ないですが、うめざわの所有エフェクターや、手放せないエフェクターシリーズでまたお会いしましょう!

ミネラルウォーターサウンドスタジオ

埼玉県さいたま市岩槻区南辻124-5

TEL 048-758-0445



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