現役スタジオミュージシャンが教える音楽理論講座--「理論打破シリーズ」4 マイナースケール
本日は前回の内容をうけて、もう一つの主役のスケールである、マイナースケールについて触れていこうと思います。
音階の概念などは、メジャースケールと同じです。
決まったインターバルで弾く事によってマイナースケールの暗い響きになります。そのスケールのインターバルを覚えていけたらと思います。
マイナースケールには元々はエオリアンスケールという名前が付いていましたが、ダイアトニックコード理論をまとめていく際、マイナースケールという名前が付けられ、マイナーキーのダイアトニックコードを出す際のスケールとして使われる事になりました。
ルートから1オクターブ上の音までを、ある決まったインターバルで弾く事で、メジャースケールとは異なる、暗いイメージを持ったスケールになります。
マイナースケールのインターバルは
全音、半音、全音、全音、半音、全音、全音
となります。
スケールポジションはこのような形になります。
例として、Aマイナースケール、Dマイナースケール、Cマイナースケールを乗せます。
メジャースケールは、メジャーコードの元になっている事は前回お話しました。
マイナースケールも同じです。マイナーコードの元になっています。
例として、Aマイナーというコードは、Aマイナースケールの1つ目、3つ目、5つ目の音の抜粋で出来ています。
Dマイナーというコードは、Dマイナースケールの1つ目、3つ目、5つ目の音の抜粋です。
そしてここからがマイナースケールの特徴ですが、
マイナースケールとされているものは、実は3種類あります。
●ナチュラルマイナースケール
●ハーモニックマイナースケール
●メロディックマイナースケール
となります。
先程紹介したのは「ナチュラルマイナースケール」で、その他に2種類あるという事になります。
何故マイナースケールが3種類あるのかという説明は、ダイアトニックコード理論の説明の時に触れる事になりますので、
今回はナチュラルマイナースケールのみで進めさせてもらいます。
覚える流れもメジャースケールの時と同じです。
数を数えながらスケールを辿ってみましょう。いずれ出てくる、マイナーコードの構成音の話に繋がってきます。
そして違うルートからも弾いてみる事で、平行移動になれましょう。
スケールや理論などを使いこなすには、ある程度の暗記はした方がいいと思います。
そして前回と今回のスケールについてですが、コードの理論の入り口となります。
ここの知識が分かっている前提で進んでいきますので、時間を掛けてしっかり取り組んでみて下さい。
次回はスケールと曲のKeyについてのお話になります。
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