バンドレコーディング
先日行われたバンドレコーディングの様子です。
備忘録や、皆様の録音の参考にしていただければ嬉しいです!
この日のレコーディングは、事前から本人たちの演奏(ライブ映像)資料や、サウンドイメージなども届いていました。
スタッフ ころっけくんの過去記事にもある通り、レコーディングは事前の準備もすごく大事です。
・楽曲の把握
・進行表、タイムシートの準備
・回線表
といった、録音がとにかくスムーズに進むものの準備もしっかりとできました。
ある意味プリプロに近い内容ですが、特に進行表の有無は録音時のミュージシャンとエンジニアの場所の共有が早いため、必須だったりします。
店長がレコーディング前にこさえていた進行表実物をスキャンしてみました。
楽曲タイトルやBPMなどもオリジナルはちゃんと書き込まれているのですが今回はカットいたしました。
こういった進行表があるだけでも、録音作業時にはとても強い味方になってくれます。
ちなみに、ストレートの譜面のほうが録音時は場所が把握しやすかったりします。
今回の楽曲はドラム・ベース・ギター・ボーカルそれぞれ個別録音です。
回線表
TOP L Langevin CR-3A
TOP R Langevin CR-3A
Ride AKG C391
FT Electro Voice N/D468
HT Electro Voice N/D468
HH AKG C391
SNT SHURE SM57
SNT AKG C408
SNB SHURE SM57
KICK AKG D112
ROOM L AKG C3000
ROOM R AKG C3000
NEUMANN U87Ai
ドラム録音時の回線と、使用マイクです。
今までと違い、マイクが多いレコーディングとなっています。
マイク全体像。
TOPマイクは、シンバルのセンターカップより外側を狙った50cm程度の距離。
ドラム全体というより、シンバル単体を狙ったセッティングです。
Roomマイクは、ドラムを演奏してもらいながら、センターマイクを中心にエンジニアの耳の高さにセット。
スネアマイクも様々な位置を狙いながら、楽曲のサウンドイメージにあったベストボジションへ。
スティックの当たる位置をわざと外してヘッド鳴りを押さえています。
ベースには、RNDIを利用。
ラインのみでの録音となりました。
ギターマイクには、MD421、SM57、U87Aiで同一ユニットを狙い、試し録音をして実際にどのマイクがいいのかをチョイス。
バンドメンバーとのサウンドイメージに近いマイクがメインマイクとして採用されました。
複数のマイクを比較・チョイスするのもサウンドイメージを明確化させるためには大事ですね!
アコースティックギター録音時には、U87AiとC391をチョイス。
マイクの距離感で耳で聞いているサウンドになるように調整。
アコギやドラムは楽器の外側と内側で思いの外聞こえている音が違うので、そのあたりのギャップをなくす工夫をしています。
長時間のレコーディング作業、みなさまお疲れ様でした!!
バンドさんにも、いままで経験したレコーディングの中で、サウンドや演奏すべてにおいて手応えがあったと好評いただきました。
素敵な音源に仕上がるように引き続き頑張りましょう!!
リハーサル・レコーディング・イベント音響お気軽にご依頼ください。
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