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電源アダプターはなんでもいいの?



エフェクター

コンパクトエフェクター、マルチエフェクター・・・ギタリストやベーシストの足元には、たくさんのエフェクターがあります。

しかし、エフェクターも立派な電気回路を持った機材。

電池で動くものや、電源アダプターが接続できるもの。

冷蔵庫や、電子レンジと同じような電源コネクタが最初からついているタイプなんかもあります。

知ってか、知らずか、電源によるトラブルが多いのもまた事実!

家での音作りもバッチリ!よーし、スタジオでガツンと鳴らすぞ!

と、バンド練習に備えて来たものの、練習日に肝心の電源アダプターをわすれてしまった!

バンドのメンバーから借りて音を出してみたが、あれ?電源が入らないぞ・・・?

そんな経験も、決して少なくありません。

電源の供給方法によっては、大事な機材を壊しちゃう、なんてこともあります。

そうなったら嫌ですよね。涙がでちゃいますよね。

というわけで、この機会に電源アダプターのあれこれを記事にまとめてみました。

○電源アダプターの種類について

電源アダプターと言われるとどんなものが思い浮かびますか?

やっぱりパッと出てくるのは、ファミコンなんかにも使われているあの四角い形のあれですよね。

電源アダプターは、そのほかに、ACアダプターや、アダプターなどと呼ばれるていますね。

(記事内で、電源アダプター→ACアダプター→アダプターと、呼び方が変わりますが、これらは全て同じものをさします!ご注意ください。)

代表的な電源アダプターを見て見ましょう。


資料引用:BOSS

BOSS PSA-100 ACアダプター(https://www.boss.info/jp/products/psa-100/

BOSSから発売されているコンパクトエフェクター用ACアダプターです。

BOSSのコンパクトエフェクターを電源アダプターで利用する場合は、これを使ってくださいとちゃんと注意書きと、型番指定までされています。

持っていて絶対に損をしない、ある意味必需品電源アダプターです。


Visual Sound から発売されている、1 SPOTなんかも人気ありますね。

様々なエフェクターに利用できる設計になっていることに加え、安価で入手しやすい製品です。

と、よく見る電源アダプターを2種類ご紹介させていただきましたが、二つの製品は同じ仲間になります。

電源アダプター仕様

電源タイプ:AC-DCアダプター 

極性:センターマイナス

電圧:9V

この3点が共通となります。


資料引用:SOUND HOUSE

こちらは、SOUND HOUSEさまの痒いところに手が届く製品(だと勝手におもってます)

同じ電源アダプターでも、仕様が違います。

電源アダプター仕様

電源タイプ:AC-DCアダプター

極性:センタープラス

電圧:9V

極性がセンタープラスというタイプになります。


資料引用:SOUND HOUSE

同様に、SOUND HOUSEさまで販売されております製品。見た目は似ていますが、製品仕様は全くの別物となります。

電源アダプター仕様

電源タイプ:AC-ACアダプター

極性:プラグ極性なし

電圧:9V

オレンジ色の場所に注意。

同じ形でも、電源タイプがACとなっています。

ちなみに、こちらの製品はACのため、プラグ極性はありません。

そのほかにも、電圧が12Vだったり、18Vだったりや、プラグの太さが2,1mmというタイプ、2.5mmというタイプなどなど、細かいところの違いはもちろん、対応電流などの違いもあったりと、気にしなくてはいけないことがたくさんあります。

画像を並べるとわかりますが、繫れば何につかってもいいじゃないの?って勘違いしちゃって当然です。見た目も、サイズも似ているので・・・。

ですが、そこが大きな落とし穴。

気をつけてください。

○アダプターの仕事

電源アダプターの仕事は、わかりやすく言うと「変換」です。

一般的な電源(壁などについているコンセント)から取れる電気は、AC100Vです。

アダプターにも楽器やエフェクターと同じく「インプット」と「アウトプット」があります。


インプットアウトプットの表記は、背中にデカデカと貼ってあったり、コンセント側に書かれていたりします。こちらの製品は次のように書いてあります。


I/Pは、インプットのことです。 100V-240Vの50/60Hz対応で、使用電流量は0.55A

O/Pはアウトプットで、直流9V 2Aとなります。実線と点線は直流を意味する電気図記号になります。

日本の壁コンセントは、一つで最大1500wまで利用可能です。ので、以下のようになります。

IN 100V 1500W コンセント→→(交流)→→アダプター→→(直流)→→ OUT 9V 2A

と、このようになります。

このように、アダプターは電気を対応している電気に変換するのが仕事になります。

○電気には交流と直流がある

説明なしで使っていますが、「AC」とか「DC」とか、何をいっているの??となりますよね。

電気には、交流と、直流があります。

(こちらの記事では触れませんが、こちらのサイトがわかりやすかったです。)

交流のことを「AC」、直流のことを「DC」と言います。

○DCは極性がある

次に気をつけなくちゃいけないのが、アダプターの極性です。


プラグの極性は、図のようにしっかりと記載があります。

接続機器(エフェクターなど)にも、ちゃんと記載されていますので、絶対に間違え内容にしましょう。(記載がない場合は、取扱説明書などをよく確認の上、ご利用ください)

図の見方ですが、左の図がセンタープラス、右側がセンターマイナスを意味します。

「中心の点に、どっちの極性が来ているのか」で覚えておくと、間違いが少ないです。

○電流量を絶対に超えないこと

アダプターには対応している電流量が定められています。


O/P 9V(直流)2A こちらが、電流量になります。

例で出しているアダプターでは、2Aの電流量が使用可能です。

この見方は、間違えることが多いので注意が必要です。

特に便利な分配ケーブルや、分配機能付きエフェクター。

電源ディストリビューターなどを使う際、知っておくと便利です。


資料引用:VISUAL SOUND MULTI-PLUG 8 CABLE

参考で出したのは、8個のエフェクターまで同時に接続可能となるケーブルですが、この時に気をつけたいのが電流量になります。

OUTPUT 9V(直流)2A を利用して、エフェクターを8個接続するとします。

エフェクターそれぞれには、電流使用量があります。

エフェクターの電流使用量合計がアウトプットで得られる2Aを超えなければ良い、ということです。

言い換えると、8個以下でも使用電流量が2Aを超えた場合は過電流となり、エフェクターの破損や、ノイズが発生する原因に直接繋がりやすくなります。

1A=1000mA となりますので、しっかり換算計算して、エフェクター接続、一つのアダプターで複数のエフェクターを接続する場合は気をつけてください。

と、以上のように、電源アダプターに関しては気をつけるべきポイントがたくさん。

持っているもの一つで、代用が聞くという訳でもありません。

また、エフェクター機器によっては、9Vで動作するもの、12Vで動作するものなどなど、仕様により違うことも多いです。

よくよくお確かめください!

●まとめ

○適切な電源アダプターを使いましょう

○DC(直流)アダプターの場合、極性がある

○電圧、電流も要注意

電源周りをよくすることで、ノイズの少ない環境も実現できるようになります!

機材を安全に、大切に使うことにもつながりますよ〜。

ミネラルウォーターサウンドスタジオ

339-0062

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TEL 048-758-0445

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