

レコーディング・ミキシングTips Vol.2「録音に必要なもの」
お待たせいたしました。 レコーディング・ミキシングTips Vol.2。 今回からいよいよ録音に向けた「具体的」な話題になっていきます。 その前に、前回のおさらいから。 Vol.1では、イントロダクションとして、「レコーディングの前提」について書かせていただきました。 ○レコーディングは、「記録」である 一言でまとめると、これだけです。 では、実際に「記録」していくために必要な物が今回のテーマになっています。 バンドメンバーであつまって、セルフで録音をしようということになったとします。 さて、録音をするにあたって、何が必要になるでしょう??? スタッフへ「録音に必要なものを言ってください。細かいものは付属しているもの前提とします」という問題を出したことがあります。 その時に帰って来た答えが ○レコーダー ○マイク と、いう回答でした。 「うーん、60点!」なんて笑い話をしていましたが、ご覧の皆さんはどうだったでしょうか。 「レコーディングに必要なもの」は、実は3つ+1しかありません。 1.レコーダー(録音機) 2.マイク(入口) 3.プリアンプ(


「ライブバンドとは。」vol.5
ども!連載も徐々に進んで来ました第5回!今回は番外編?って感じで! 前回の記事はこちら「ライブバンドとは」vol.4 スタジオ練習時やライブ時に、 意外と知っておくと便利なことについて書いていこうと思います◎ 【マイクスタンドのあいつに気をつけろ】 マイクは基本的に口を限りなく近づけて歌った方がいいんです。 マイクを離して歌ってしまうと、演奏の音に声量が負けやすくなります。 僕なりの言葉でまとめてみると、 マイクにはゲイン・ヴォリュームの操作で音量調節をします。 ゲインは声を通して音の信号を増幅させる、ゲインを通して音量の調節をするのがボリュームです。 ゲインをあげすぎるとハウリング(耳にきついキーンとした音)をしてしまいます。 きちんとしたゲイン・ヴォリュームのバランスを測るためにもマイクを限りなく口に近づけて歌う必要があります。 (ゲインについて、過去記事にもまとめてあります!コチラ) しっかり歌わなければいけないのに、弾きながら歌う時マイクスタンドが動いてしまう… なんてことありません? それはマイクスタンドにわかりにくいネジが緩んでしまう


音楽イベントとは。〜序章〜
4月から始まりました、「スタッフ連載」記事。石田が担当させて頂きますのは、 「音楽イベント」※以下イベント についてです。 自分が今まで体験・体感してきたことを主に話を進めていきたいと思います。 よろしくお願いします。 初回となるわけですが、本題に行く前にちょっと先に言っておきたい事があるんです。 (え?なになに?) 「自分、音楽イベントって嫌い!」なんです。 <ええええええええ!?> 「じゃあなんでこの記事書いてるの?」とか、「そ、そんな…!?。」と社会からのバッシングを浴びそうな発言ではありますが…。 まあまあ。少しだけ、「その理由」を聞いてください。 1つは、(主に※1フェス) <野外フェスの様子> 音楽イベントって、大規模になるほど沢山のステージがあり、沢山のアーティストが出演するじゃないですか。 そして観たいアーティストが別々のステージで同時間に演奏していたりなんてことも。 そうなると、1つのアーティストしかほぼ観れないんです。 (ステージが離れていると尚更です。) <2015 ROCK IN JAPAN タイムテーブル> 「なんでやね


「ライブバンドとは」vol.4
ども!ころっけです! 連載も気づけば4本目になりました。 前回の記事はこちら 「ライブバンドとは」vol.3 今回は、ライブの準備について書き進めていこうと思います◎ そもそもライブ準備ってなにすんねん!! そう思う方がいてもおかしくはないのかもしれませんね。 バンドマンにとってライブとは、スポーツ選手の試合のようなものです。 試合の前の準備。そう捉えていただければわかりやすいかと思います! ではではさっそく本題へいってみましょう! 【ライブの日程決定〜前日】 ライブをする日が決まった!! そうなればライブに向けて準備が始まります。 ①練習 バンドのサウンドの確認や、セクションによるリズムの確認はもちろん、曲の細かな部分の再構成・確認作業が始まります。 当日のセットリストを組んだら、曲だけではなくライブ中の曲と曲の繋ぎ方はどうするのか。 曲中に微妙にすれ違いが起きやすい「間」を揃えるための時間です。 バンドマンにとってライブは重要であり不可欠です。 ベスト100%をメンバー全員で出し切るように練習します。 ②メンテナンス 個々の楽器をメンテナンス


「ライブバンドとは」vol.3
ども!ころっけ連載第3回目です! 前回の記事はこちら 「ライブバンドとは」vol.2 今回はツアーなど、遠征時の話。 そもそも遠征って何??という人もいるかもしれません。 遠征というのは、遠方の地でライブをしてくることです!(そんくらいわかるわ!) ではなぜ遠征をするのでしょうか?? あの都内で活動するバンドってさ、めっちゃ関西でライブしてるよね…! 好きなバンド大阪のバンドなんだけど、毎月のように都内でライブしてるよね! あなたの気になるアーティストのライブスケジュールに注目して見てください、 結構全国各地に繰り出しているバンド多いんです◎ バンド活動をするにあたってわかったことは、 たくさんの人に知って欲しいという気持ちで各地に車を走らせ向かいます。 呼んでもらうきっかけは様々です。 ・自分たちのツアーで行く/バンドのツアーに呼んでもらう。 ・ライブハウスから声がかかるor出演のお願いをする ・自分たちを知ってくれている人から主催イベントに出演の依頼が来る 主だってこの辺りではないでしょうか。 ブッキングでライブに出演するときに地方からツアー

「初めての楽器選び」ころっけ編
ども!スタジオスタッフのころっけです◎ 今回は、これから楽器を手に取ろうと考えている方へ届け! 「初めての楽器選び」というところにスポットを当てて進めていこうと思います! 楽器といっても、ギターやベース、ドラム、マイク、キーボード… たくさんありますよね。 これから始めようという方に限らず、どれを買ったらいいんだろう?どう選ぶものなの?と誰しも悩む問題です。 僕もベースを始めてから六年になりますが、新しいものを買おうという時にはやっぱり悩みます。 あくまで個人的視点ですが僕なりの楽器選びのコツを伝授します!! ①それなりのものを買う 最初からざっくりしてすみません。笑 でも、体感してこれが一番だと思います。 僕は大学からベースを始めました。 【大前提にあるもの】 卒業・就職したからやめる。いやいや、学校や部活ではありません。 仕事が忙しいから。休みの日に楽器を弾くという趣味もいいのでは無いでしょうか? 音楽は長く長く続けていけるものです。 期限がきたからやめるといったものではありません。 「練習したいけど長続きしないんだよなぁ」 僕は今までそうい


「ライブバントとは」vol.2
スタッフころっけ「ライブバントとは」連載第2回目! 前回の記事はこちら 「ライブバンドとは」vol.1 今回は、バンドマンから見る共演バンドについて書いていこうかなと。 バンドのライブを見る人はお客さんだけではなく、共演のバンド(以降「対バン」と略)もいます。 たくさんのライブを見て、面白い発見がありました。 【対バンを見ないバンド=ダサいという風潮】 売れたい思考でバンドをやっている人、趣味で仕事をしながらバンドをやっている人 それぞれの考えがあってバンドが成立していると思うんですよ。 さあそこで、自分のライブの出番がやってきました。 「どうしても盛り上がりに欠けている」「いつもはもっと盛り上がるのに」 「今日はいつもより盛り上がった」 その日の出来栄えで変わるかもしれないし、実力かもしれない、 そんなのライブをしてみないとわからない。 対バンを見ないバンド意外と多いんです。 ずっと楽屋にこもっていたり、出番前まで外に出ていたり。 とにかく格好悪い。おまえら何ライブだけカッコつけてんだって。 そう思う人もいるかもしれませんね。 これは、活動のス


レコーディング・ミキシングTips Vol.1「イントロダクション」
ミネラルウォーターサウンドスタジオ 店長のうめざわです。 スタジオの店長(マネージャー)としての他に、ミネラルウォーターサウンドスタジオのハウスエンジニアを務めさせていただいております。 2018年4月からスタッフ連載企画としてスタートしていきますこの連載企画。 うめざわは、レコーディング・ミキシングに関する記事を連載させていただくことになっています。 「レコーディング・ミキシングTips」シリーズを通じて、自宅録音でも役に立つ、 スタジオで行なっている実践テクニックなどもご紹介できたらと思っています。 音楽を楽しむみなさまにとって「役立つ」記事になるようにがんばりますね! さて、早速第一回目から実践的なテクニックをご紹介したいところではありますが、前提として大事なことから扱わせてください。 ○MWSS のレコーディングプログラムでは、どんなことが行われているのか。 まず、「レコーディング」と一言でいっても、様々です。 とはいえ、大事になるのは 「レコーディング=記録」 です。 もちろん、多くの方に届けるための「作品作り」であることに変わりはあり

現役スタジオミュージシャンが教える音楽理論講座--「理論打破シリーズ」15 コードの機能について
今回は、ダイアトニックコード導き出した各コードの機能について、進めていこうと思います。 Keyとなる音階の中の音を組み合わせて、7つのコードを作りました。 そのコードはダイアトニックコードといい、Keyの調性を崩さずに使う事が出来るコードという事になります。 そしてどのコードを使う事が出来るかという事まで、前回で触れましたが、今回はコードの使いこなし方という事になります。 KeyはCメジャーでいきましょう。 出てくるダイアトニックコードは ①CM7 ②Dm7 ③Em7 ④FM7 ⑤G7 ⑥Am7 ⑦Bm7(♭5) になります。 コードには主に3つの役割があります。 トニック(T)・・・安定感・着地感が出る ドミナント(D)・・・トニックに戻る サブドミナント(SD)・・中継役 このようになっています。 起承転結で置き換えるとトニックが「起と結」サブドミナントが「承」ドミナントが「転」となります。 ただ、これは昔の音楽理論がベースになっている為、例えばドミナントからサブドミナントへの進行は、現代では普通に使われています。 この辺りが音楽理論の絶対性


「ライブバンドとは」vol.1
4月より始まりました各スタッフによるスタジオブログ連載企画◎ 私スタッフころっけは、自身のバンド活動を通じて感じ取ったことなどを記事にして連載していこうと思います! その名も「ライブバンドとは」 僕自身、ケシカケというバンドで活動しています。 昨年は年間で約70−80本のライブをさせていただくことができました。 (換算するとだいたい週1本以上のペースだった!!笑) その活動の中で経験したことなどをあくまで ”個人的に” 書き記していきます。 第一回目となる今回ですが、書き始めということでゆっくりスタートしていこうと思います。 【バンドの活動から紐解く】 私のバンドは、埼玉県越谷市を中心に活動しています。 活動のメインは埼玉県を中心に、都内や関東圏内のライブハウスへ。 昨年の遠征では福島県や新潟県などでライブをし、 半年に1度ほどのペースで、名古屋や大阪や神戸など中部地方から関西などでライブをしました。 様々な場所でのライブを経験して、ライブとは何だろうと考えるようになりました。 初めたきっかけはごく単純で、バンドってかっこいい!!やってみたい!!