CDができるまで
好きなバンドのCD!どうやって作られているのだろう???
気になったことある人もいると思います!
今回は、バンドのCDができるまでの流れを説明してみます!
〜CDができるまで〜
①プリプロ
②レコーディング
③MIX
④マスタリング
⑤プレス
上記の並行して、ジャケットデザインやら印刷も同時進行していきます。
①プリプロとは…??
プリプロとは、プリプロダクションの略称です。
制作においての準備段階のことです。
音楽にあてはめてみると、レコーディング前に楽曲の細部まで簡易的に録音することになります。
ギターの重ね方をどうするかなどはもちろん、
アレンジなどの最終確認をしてからプリプロを行います。
アーティストたちは、レコーディング中に、楽曲と向き合うが故「アレンジ変えた方がいいんじゃないか」などの思考やメンバー間での会話も生まれてくることがありますが、本番中に変更することはなかなかに危険なことがまとわりつきます。
レコーディング中の不安を払拭することはもちろん、
完成した時の楽曲のカタチを理解・共有するために必要となります。
②レコーディングとは…??
バンドレコーディングにおいて、レコーディングの流れについて説明します。
まず最初にドラムセットのセッティング・チューニングを行います。
(レコーディングエンジニアはその際にマイクを立て、マイキングも行います。)
(ザックりとマイクを立てた時の写真!)
ドラマーのアップ時間も含め、短くても約1時間近くこのセッティングに時間がかかることもあります。(セットにより時間もまばらなため。)
最高の音を録るためには準備にも時間がかかるんです!
ドラムが録り終わったら次はベース録りが始まります。
ベースの次にキーボードやギターなど、上物と言われるものを録り進めていきます。
楽器陣が録り終えると最後にボーカルのレコーディング!
メンバー全員の音をそれぞれ小分けにして録音していくんです!
やり方によっては、一発録り(メンバー全員一斉に録る)やドラムとベースは一緒に録るなど、様々な方法を駆使して録音していきます!
③MIXとは…??
トラックダウンやバウンスとも言われるこの作業。
アーティストではなく、専門のエンジニアが行う作業です!
(詳しいアーティストは自分でMIXをするという人も!)
簡単に一言で言ってしまえば、録音した音を編集する作業です。
音の大きさを揃えたり、音の残響の加減や広がりを調節したり、周波数を変化させたり、歪ませたり、、、などなど。
楽曲内に使われた楽器や声をバランスよく調節する作業になります。
アーティストの方なら聞いたことのあるかもしれない「DAW(ディーエーダブリュー)」
ソフトを用いて編集します。(Pro ToolsやSONAR、Cubaseなど)
MIXは、主に音量調整・音色調整・定位調整をするものだと捉えていただければと思います。
(MIXについてはまた別の機会に詳しくまとめようと思います!)
※整った聴きやすいミックスであれば、音量や周波数バランスも整っているので、
マスタリングで通常のCDレベルまで音圧を上げる事は簡単となります。
音圧!!音圧!!とMIXの時点では気にしなくて大丈夫です。
④マスタリングとは…??
バラバラの音質や音圧を揃えることです。
シングルやアルバムによって表現する世界も違います。
その感覚に沿っていけるサウンドに調整していきます!
そしてフォーマットに合わせての落とし込みへ。
最終調整を終え、マスターオーディオファイルとして完成!!!
⑤プレスとは…? プレスとは、原盤(スタンパーと呼ばれる金型)を作製し、それを元にして大量生産を行なう製造方法のこと!
プレスCDとCD-Rは、記録信号の品質が異なります。
(これもMIX同様詳しくまとめて後日ブログにしようと思います!)
工場に発注してCDが手元に届けば完成です!!
以上の点をクリアしてやっとCDができるんです。
もしあなたに応援しているアーティストがいたら、
ダウンロードして聴くのもいいけど、ぜひCDをとっていただきたいですね…
個人的見解ですが、CDとして買ったものは思い入れが深くなるので、
しっかり聴くし、大切にしていこうと思うものだと思います。
それではころっけでした!