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Mark Bassの使い方マニュアル



Astにて稼働しはじめました800wベースアンプ Mark Bass Little Mark 800 の使い方や、仕様をご説明です。

こちらの記事をみて、より良いサウンドでぜひ!バンド練習や、個人練習を楽しんでください。

 

○Mark Bass のコンセプト

マルコ・デ・ヴァージリスからのメッセージ

それは何年も前のこと、私がイタリアでマークベースの製品コンセプトについて想いをめぐらせていた頃から、私には一つのはっきりした目標があったのです。それは、世界中のプロフェッショナル・ベースプレイヤーの要求を満たす、トップ・クオリティのベースアンプを作り出さなければならない、ということでした。そしてまた私が思い描くアンプは、コンパクトかつ軽量で、パッシブ/アクティブタイプの多弦ベースが作り出す低域にも対応しうる製品でなければならないと考えていました。幸いなことに、小型のトランスやネオジウムスピーカーといった現代のテクノロジーの恩恵によって、私はついに目標を達成することができたのです。 マークベースアンプの回路はベース本来のサウンドに色づけすることなく、楽器それぞれが持つ音質を忠実に再生できるよう、特別に設計されたものです。私はマークベース製品をより良いものにするため、世界中のさまざまなプロベースプレーヤーと密接な関係を持ちながら開発を続けてきました。 こうして今、世界中のベース・プレイヤーの要求に応える製品として、マークベースのアンプ、キャビネットのラインアップは確立されたと私は確信しています。 マークベースの楽器が、あなたのサウンドをアップグレードさせる一助となることを願ってやみません。また、さまざまなシチュエーションでマークベースをご使用いただく中で、何かお気づきの点がありましたら、今後の開発の参考とさせていただきますので、ぜひとも私共にお伝えください。  ともかくは、音楽をエンジョイしてください!

取り扱い説明書にも書かれているマークベースコンセプトより抜粋。

また、マークベースの人気の秘訣はサウンド面以外にも、小型・軽量・高出力というポイントも高いと思います。

 

Mark Bassの使い方。

さて、実際のコントロール部を解説いたします。

Mark Bassは、インプットゲイン、4バンドイコライザー、マスターボリュームのみで扱える非常にシンプルなヘッドアンプです。


  1. インプット ジャック

  2. XLR入力(スタジオ内では使いません)

  3. ゲイン・コントロール

  4. クリップLED

  5. ロー・イコライザー・コントロール

  6. ミッド・ロー・イコライザー・コントロール

  7. ミッド・ハイ・イコライザー・コントロール

  8. ハイ・イコライザー・コントロール

  9. VLE(ヴィンテージ・ラウドスピーカー・エミュレーター)

  10. VPF(バリアブル・プリシェープ・フィルター)

  11. マスター・ボリューム・コントロール

  12. ラインアウト・レベル(スタジオ内では使いません)

  13. パワーオンLED

  14. 電源スイッチ

となっています。

2と、12は練習時につかうことはありません。

 

<解説>

(1) インプットジャック

フォーン端子インプットは、パッシブとアクティブの両方を使うことができます。

アクティブベースを接続する際などに使うPADスイッチはないので、そのまま素直に楽器を接続してください。

(3) ゲイン・コントロール

ゲインはアンプユニットのイコライザー部などにどれくらい信号を入力させるかをコントロールします。

演奏中に、(4)クリップLEDランプがついたら、(3)ゲイン・コントロールを下げてください。

Tips :ゲインコントロールの設定手順

  • アンプに楽器を接続する前に、必ず(3)ゲイン・コントロールと(11)マスター・ボリューム・コントロールを絞った状態にしてください。

  • 楽器のボリュームをフルにし、強く激しく音を出しながら(4)のクリップLEDランプが青く点灯し始めるくらいところまで(3)ゲイン・コントロールを徐々にあげてください。

  • 普段演奏するような弾き方で演奏しても(4)クリップLEDが点灯しないように(3)ゲイン・コントロールを徐々に下げてください。

エフェクターを接続している・接続している場合は、エフェクターを全てオフの状態で、最初に上記の設定手順でアンプの設定を行います。

ゲインコントロールの設定が済んだあとに、エフェクターをオンにしてエフェクター側のレベルコントロールを行なってください。

 

(5)〜(8)イコライザー・コントロール

ロー、ミッド・ロー、ミッド・ハイ、ハイと4つのイコライザーを備えています。

それぞれのつまみは、全て12時方向のフラットな位置にして置くことをお勧めします。

アンプのイコライザーコントロールのうち、どれか一つが操作されているというだけで、楽器本来のサウンドは正確に反映されなくなっている状態です。

Tips1:イコライザーを使うことが必要になってくる場合の例

  • ベースのサウンド素の物が、特定の周波数息が弱い/強い という特徴を持っている場合

  • 響きが悪く(良すぎる)特定の周波数が強調されてしまう部屋や会場での演奏。

  • 一種のエフェクトとして音色を変化させようとする場合

Tips2:イコライザーの操作方法

イコライザーのセッティングを変更する場合は、まずイコライザーコントロールをすべてニュートラルの12時の位置にします。

あげる場合はほぼ確認のためで、ほとんどの場合はマイナス方向に絞る使い方となります。

特に、低域再生に関しては、プラス方向で音をつくりがちですが、マイナス方向でつくるとより良いアンサンブルや、バランスの取れたサウンドを得ることができます。

 

(9)VLE(ヴィンテージ・ラウドスピーカー・エミュレーター)

高域をカットするイコライザーです。

アコースティックや、オールディーズ風のサウンドを簡単に作ることができます。

(10)VPF(バリアブル・プリシェープ・フィルター)

中域をカットするイコライザーです。

相対的にハイとローがよりパワフルに聞こえるようになります。

バンドアンサンブルに溶け込むサウンドを簡単に作ることができます。

Tips:VLEとVPFは、エフェクター的なイコライザー機能です。

基本はOFFの状態で、利用する場合は、好みに合わせて徐々に調整していきます。 最初、一方ずつ行い、必要に応じて2つの機能を組み合わせるとより素晴らしい効果が得られます。

 

(11)マスター・ボリューム・コントロール

(3)ゲイン・コントロールの設定を終え、イコライザーは全てニュートラル(12時方向)、VLE、VPFががOFFの状態で徐々にあげていきます。

音量は、大きすぎず、小さすぎず、最適な音量のいちまで、徐々につまみをあげてください。

 

<補足>

イコライザーのポイントと、仕様

ロー・コントロール 周波数 60Hz シェルビングタイプ レベル幅 +-16dB

ミッド・ロー・コントロール 周波数 360Hz ピーキングタイプ レベル幅 +-16dB

ミッド・ハイ・コントロール 周波数 800Hz ピーキングタイプ レベル幅;-16dB

ハイ・コントロール 周波数 5kHz シェルビングタイプ レベル幅 +-16dB

イコライザーのレベル幅は、12時方向が+-0dB。

表示ポイントは、それぞれ役5.5dB刻み。

VLE カット周波数 250Hz〜20kHZ

VPF カット周波数 380Hz

 

ご不明な点は、ぜひスタッフにご質問ください。

また、近日中に、実際の使い方を動画にしたいとも考えています。

お楽しみに。


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